江澤さんに聞きました

空調設備設計技術者

空調とは、温度や湿度、気流などを調節して室内の空気を調和させる設備のこと。住宅の居室や店舗、企業の事務所など一つひとつの部屋の広さと空調の性能を考慮し、どの位置につけるのかを空間全体をイメージして設計します。同じような間取りでも部屋の方角や窓の数が違うと太陽光の差し込み具合が変化するため、照明やコンロから発生する熱も考えて、1つの空間内を一定の快適さで保てるように取り組んでいます。普段何気なく生活している空間も、実は細かな計算によって適切な場所に空調設備が配置されているのです。

入社12年目江澤さんに聞きました

「この仕事を選んでよかった」と思うのはどんなとき?
設計図を描き上げたときはかなりの達成感があります計算上ではうまくいっていても、実際に設置してみると改善点が出てくることも試行錯誤してできた設計図にお客様が納得し、受注してもらえるとやりがいを感じます。

高校生のうちにやっておいた方がいいことは?
部活や読書など自分が好きなことを続けながら、新しいことにチャレンジすることです興味の有無に関係なく、どんなことでもやってみることが大事です。経験したからこそわかることもありますよ。

どんな人がこの仕事に向いていますか?
コツコツ作業ができる人や知識を増やしたい人が向いています。入社後に仕事をする上で必要な資格を取得するために、学ぶことも多くなります。幅広い知識を身につけることが、設計をする上でも役立ちます,

必要な資格や役立つスキルは?
ものづくりや新しい技術、知識に対する興味、そしてパソコンで1つの作業を続ける集中力と忍耐力・コミュニケーション能力・建築CAD検定パソコン操作

職場にはほかにどんな職業の人がいますか?
お客様から直接要望を聞いたり、提案したりする営業スタッフ、現場の工程管理をする現場責任者、設置工事をする技能士、設備を設置したあとに点検するメンテナンススタッフ、書類を作成する事務がいます。

仕事の流れ・内容
  • お客様の要望を踏まえて、どのような空調設備を設計するか営業スタッフと話し合います。
    部屋に発生する熱量を求める負荷計算ソフトを使い、快適さを保つために必要なエネルギー量を算出します。

  • 設計ソフト(CAD)で設計図を作成します。空調の性能を考えて設置場所を決めていきます。

  • 図面ができたら見積書を作成し、負荷計算書・設計図・見積書がお客様の要望に沿っているか、入念にチェックします。営業スタッフと相談しながら、印刷した設計図に修正箇所を直接書き込むこともあります。

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